※本記事は、筆者個人の体験をもとに綴っています。また、一部プロモーションを含みます。
乳がんの手術と再建を経験したあと、体だけでなく、心まで変わってしまったように感じていました。
パートナーに見せることが怖かった。拒絶されることが、何より怖かった。
これは、女性としての自信を失っていた頃と、少しずつ今の自分を受け入れるまでの記録です。
乳がんの手術や再建を経験したあと、私は以前のように自分の体を見られなくなり、パートナーへ見せることも怖くなりました。
今回は、乳がん後に抱えた不安や、女性としての自信を失っていた頃の気持ちを、ありのままに残します。
乳がん後、女性としての自信を失っていた頃
手術をしてから、私は自分の体を見るのが怖くなりました。
以前と同じ体ではなくなったという事実を、なかなか受け入れられませんでした。
特につらかったのは、パートナーに見られることです。
女性として見てもらえなくなったら、どうしよう。
変わった体そのものだけでなく、その先にある相手の反応が怖かった。そんな不安が、頭から離れませんでした。
キャミソールを脱げなかった
実際、私はしばらくの間、上半身を隠したままでした。
キャミソールを着たまま眠り、胸元を見られないようにする。触れられることさえ怖い日もありました。
自分の中に、「こんな体になってしまった」という気持ちが強くあったのだと思います。
乳がんは命への不安だけでなく、女性としての自信にも大きく影響した。少なくとも、私にとってはそうでした。
本当に怖かったのは「拒絶されること」だった
今振り返ると、胸を見せることそのものより、拒絶されることが怖かったのだと思います。
傷あとを見て引かれたらどうしよう。前と違うと思われたらどうしよう。そんな考えばかりが浮かびました。
けれど、本当に大切な人は、胸だけで私を見ていたわけではありません。
それに気づき、自分の心で受け止められるようになるまでには、長い時間が必要でした。
再建しても、心はすぐには追いつかなかった
再建から時間が経った今も、私はまだ、すべてを見せることができません。
「もう大丈夫そうに見える」と思われることがあっても、心の中には苦しさが残っています。
傷あとだけでなく、失った感覚や変わってしまった自分自身を、完全には受け入れきれていないのだと思います。
再建をすれば、すぐに前向きになれると思っていました。でも、心はそんなに簡単ではありませんでした。
だから私は、前向きになれない自分を責めていました。
でも今は、無理に強くならなくてもよかったのだと思っています。
少しずつ、自分の体を受け入れられるようになった
時間が経つ中で、少しずつ「今の自分」を受け入れられるようになりました。
もちろん、今でも完全に自信が戻ったわけではありません。
そう感じる自分を、以前のように否定しなくなりました。
乳がん後の心の傷は、外から見えなくても、本人にとっては深く残ることがあります。急いで答えを出さなくてもいいのだと思えるようになりました。
同じように悩んでいる方へ
パートナーに体を見せるのが怖い。女性としての自信を失ってしまった。
そんな気持ちは、決しておかしいものではないと、私は思います。
乳がんは体だけでなく、心やパートナーとの関係にも影響することがあります。だからこそ、無理に前向きになろうとしなくても大丈夫です。
見せることも、触れられることも、急いで受け入れる必要はありません。自分が安心できる範囲やペースを、言葉にして伝えていい。少しずつでいいのだと思います。
術後の傷、痛み、違和感などは乳腺外科・形成外科へ、つらさや不安が長く続く場合は、病院の相談支援センターや心理職などへ相談できます。性やパートナーとの関係についても、恥ずかしいことではありません。無理をせず、話しやすい専門家を探してください。
Rino’s Choice|不安な夜を支えてくれたもの
術後は、体だけでなく心も疲れていました。無理に頑張るより、少し安心できる時間をつくるために頼ったものを紹介します。
肌への刺激を減らし、体をやさしく支える
締めつけや刺激がつらい日は、やわらかなものに包まれ、楽な姿勢をつくるだけでも安心できました。
好きな香りで、短い休憩をつくる
気持ちが沈む日は、好きな香りのハンドクリームに助けられることもありました。術後や治療中で香りに敏感なときは、無香料を含め、その日の体調に合うものを選ぶようにしていました。
ひとりで抱え込みすぎないために
「不安を誰にも話せない」「気持ちが追いつかない」。乳がん後は、そんな日もありました。
ひとりで抱え込みすぎる前に、病院の相談窓口や専門のカウンセリングへ頼ることも、自分を守るひとつの方法だと思います。
まとめ|「怖かった自分」を否定しなくていい
- 変わった体を見せることより、拒絶されることが怖かった
- 再建後も、心がすぐに追いつくとは限らなかった
- 見せることや触れられることを、急いで受け入れなくていい
- 怖さやつらさを感じる自分を、否定しなくていい
私は長い間、変わってしまった体を受け入れられませんでした。
でも今は、怖かった自分も、泣いていた自分も、全部含めて今の自分なのだと思っています。
乳がん後の心の傷は、簡単には消えない。だからこそ、自分を責めず、ゆっくり向き合っていい。
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本記事は、乳がん手術・乳房再建後の心やパートナーシップについて、筆者個人の体験をもとに綴っています。感じ方、身体の状態、心の回復過程には個人差があります。つらさが続く場合や日常生活に支障がある場合は、主治医、病院の相談支援センター、心理職などへご相談ください。商品・サービスの価格、在庫、仕様、利用条件は、各掲載ページで最新情報をご確認ください。




