乳がん体験談【第25話】|術後の胸が赤い…急遽受診した日の不安と安心

人生の軌跡と体験談

※本記事はプロモーションを含みます。

ようやく少し落ち着いてきたと思っていた頃、また不安になる出来事が起こりました。

術後の身体は、昨日まで大丈夫だったことが、今日は急に気になることへ変わることがあります。
回復しているはずなのに、安心しきれない日々。

この日もまた、身体と心の揺れを抱えながら病院へ向かいました。

乳がん体験談【第25話】赤くなった胸と、置いていかれたような気持ち

急遽決まった受診日

本来の受診日は明後日の予定でした。
けれど、その前に臨時で診てもらうことになりました。

数日前から、再建した胸のまわりが赤くなったり、少し落ち着いたりを繰り返していました。

「気のせいかな」
「様子を見ても大丈夫かな」

そう思いながら過ごしていましたが、2日前あたりから赤みは濃くなり、広い範囲に広がっていきました。
触れると熱を持っているようにも感じました。

不安になり、夜間に病院へ電話。
翌朝いちばんで受診することになりました。

術後の身体は、小さな変化でも見逃せない。
その緊張感に、心が少しずつ削られていくようでした。

また出た浸出液、すり減っていく気持ち

受診日の朝、また胸の下から浸出液が出ました。

その瞬間、胸の奥がすっと冷えるような感覚がありました。

「また…」

毎回、胸のことを気にしながら生活していると、想像以上に神経を使います。

服が擦れていないか。
動きすぎていないか。
寝返りは大丈夫だったか。

何気ない日常の動作ひとつひとつに注意が必要で、心が休まる時間が少なくなっていました。

思っていたより深刻ではなかった

病院に着くと、思っていたより早く診てもらえました。

この日は乳腺外科と形成外科、両方の診察が入っていました。

結果として、自分が想像していたほど深刻な状態ではありませんでした。

どうやら内出血が起きていたようで、胸に溜まっていたものを注射器で抜いてもらいました。

そして先生は、こうしたことを繰り返しながら、少しずつ胸が馴染んでいくのだと話してくださいました。

その言葉を聞いて、少しだけ肩の力が抜けました。

人の身体の組織は、思っている以上に強く、回復する力を持っているのかもしれません。

それでも、全摘だけでもよかったのかと思う日

安心した一方で、別の気持ちもありました。

ここまで胸を気にしながら生活するのなら、全摘だけでもよかったのではないか。

そんな思いが、ふと頭をよぎったのです。

再建を選んだことに後悔があるわけではありません。
けれど、傷だらけの身体を見つめながら、回復までの長さや不安の多さに心が疲れてしまう日もありました。

完璧にこなそうとしなくていい。
少し肩の力を抜いて、神経質になりすぎず暮らしていこう。

そう思うことで、自分を守ろうとしていたのかもしれません。

彼との距離に感じた、さみしさ

彼との関係も、以前とは少し違う形になってきました。

大きく変わったわけではない。
けれど、どこか距離があるように感じるのです。

もう少し寄り添ってほしい。
もう少し気持ちを分かってほしい。

そんなふうに思うことがありました。

彼は、病気で立ち止まるような空気が苦手な人でした。
いつも先を見て、前向きに進んでいく人。

その強さに救われることもありました。
でもこの時の私は、なぜかその姿に置いていかれたような寂しさを感じていました。

同じ場所にいるのに、心の歩幅だけが違ってしまったようでした。

新しい家族を迎える準備

天丸を迎える準備も、少しずつ整ってきました。

竺丸は人のそばが大好きで、いつも離れません。

新しくやってくるゴールデンの子犬と、どんな毎日が始まるのだろう。

梵天丸と竺丸のように、仲睦まじく育ってくれたらうれしい。
そんな未来を思い浮かべる時間は、不安の多い日々の中でやさしい希望になっていました。

Rino’s Choice|心と暮らしを整えるやさしいアイテム

不安な出来事が続く時ほど、暮らしの中の小さな快適さに救われることがあります。
ここでは、回復期の毎日にそっと寄り添ってくれそうなものをご紹介します。

観葉植物|部屋にやさしい呼吸を

家で過ごす時間が増える時期、視界に緑があるだけで気持ちが少しやわらぐことがあります。

大きな変化はなくても、静かにそこにいてくれる植物の存在は、不安でいっぱいの日の心を整えてくれます。

空気清浄機|安心して深呼吸できる空間づくりに

体調が揺らぎやすい時期は、部屋の空気まで気になることがあります。

空気清浄機があると、ほこりや花粉の季節にも心強く、家の中で少し安心して過ごせるようになります。
「休める場所」を整えることは、回復期にとても大切だと感じました。

スキンケアセット|傷ついた心にも、やさしい時間を

術後は身体だけでなく、気持ちまで乾いてしまう日があります。

そんな時、香りや使い心地のよいスキンケアで、自分を丁寧に扱う時間を持つだけで少し救われることがあります。

外見を整えるためだけではなく、「私は私を大切にしていい」と思い出させてくれる時間です。

ひとりで抱えないために|カウンセリングという選択肢

身体の不安、将来のこと、パートナーとの距離感。
いくつもの気持ちが重なると、自分でも整理できなくなる時があります。

そんな時、安心して話せる場所があることは、大きな支えになります。

カウンセリングは、何か特別な人だけのものではなく、頑張ってきた人が少し休むための場所でもあります。
「誰かに話してもいいんだ」と思えるだけで、心が軽くなることもあります。

不安の中にも、ちゃんと希望はある

術後の毎日は、安心と不安の繰り返しでした。

少し良くなったと思えば、また心配なことが起こる。
そのたびに気持ちは揺れます。

それでも、病院で安心できる言葉をもらえたり、未来を楽しみに思える存在があったり、やさしく過ごせる時間があったり。

不安だけでできている毎日ではないのだと、この日あらためて感じました。

回復はゆっくりでもいい。
心も身体も、自分のペースで整っていけばいい。

関連記事・次回の記事へ

奇跡の結果を受け取った前回の記事から読むと、この日の揺れる気持ちもより自然につながります。

▶︎ 関連記事:乳がん体験談【第24話】ステージ0という奇跡と、もう一度生きようと思えた日

術後の身体を見るたび、まだ心が追いつかない日もありました。
それでも迎えた受診日。傷跡と向き合いながら、少しずつ前を向けた一日の記録です。

▶︎ 次回記事:乳がん体験談【第26話】|傷跡と向き合う日。それでも前を向けた受診日


※本記事は個人の体験をもとに綴っています。治療内容や回復の経過、感じ方には個人差があります。体調や治療に関するご不安がある場合は、必ず主治医や医療機関へご相談ください。

※掲載している商品・サービスは、あくまで一例としてご紹介しているものです。ご自身の体調や生活環境に合わせて、無理のない範囲でご検討ください。