長い手術を終えたあと、私の中に残っていたのは、 言葉にしきれないいくつもの感情でした。
体の痛みだけではなく、 大切な存在を失った悲しみ、 そしてこれからどう生きていくのかという静かな不安。
それでも、時間はゆっくりと流れていきます。
このお話では、退院後の生活の中で感じたこと、 愛犬との再会、そして亡き梵天丸への想いとともに、 少しずつ前を向こうとした日々を綴っています。
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15時間の手術のあと、止まらなかった涙
15時間の手術を終えたあと、私はただ涙を流し続けていました。
痛みなのか、悲しみなのか、安堵なのか——自分でもわからないまま、感情だけが溢れていく。
麻酔の中でぼんやりとした意識の中、ただ「終わった」という感覚だけが遠くにありました。
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退院、そして竺丸との再会
思っていたよりも早く訪れた退院の日。
体はまだ思うように動かない。それでも心の中はひとつでした。
竺丸に会いたい。
2週間ぶりの再会。変わらず全力で喜んでくれる姿に、安堵が広がります。
けれど、大型犬の全力の愛情は、術後の体には強すぎて——
嬉しさと同時に、痛みと、もどかしさが押し寄せました。
「元気になったら、いっぱい一緒にいようね」
そう心の中で約束しました。
梵天丸を失った悲しみと、消えない存在
ふとした瞬間に涙がこぼれる日々。
竺丸もまた、遠吠えをするようになりました。
きっと、梵天丸を探している。
そう思うと胸が締めつけられます。
わずか4歳と3日で旅立った、大切な存在。
やんちゃで、優しくて、最後まで私を気遣ってくれた子でした。
そのぬくもりは、今でも消えることはありません。
Rino’s Choice|術後の体を支えてくれたやさしいアイテム
術後の生活は、想像以上に「普通のこと」ができなくなります。
そんな中で、少しでも体をいたわるために、私が助けられたアイテムたちを紹介します。
前開きでやわらかい入院・術後用パジャマ
腕を上げるのがつらい時期、かぶるタイプの服は思っている以上に負担になります。
前開きのパジャマは、無理なく着替えができるだけでなく、診察時や処置の際にもとてもスムーズでした。
特に、肌あたりのやさしい綿素材やガーゼ素材のものは、敏感になっている体にも安心して使えます。
「ただのパジャマ」ではなく、回復を支えてくれる大切な存在でした。
安心感に包まれる大判ブランケット
術後は体温調整が難しく、少しの冷えでも体にこたえます。
そんな時、大判のブランケットがあるだけで、体だけでなく心まで包み込まれるような安心感がありました。
不安な夜、眠れない時間、ただ静かに過ごしたいとき——
そっと寄り添ってくれる存在になります。
低刺激でやさしいスキンケア
治療や手術の影響で、肌はとても敏感になります。
普段は気にならなかった刺激でも、違和感を感じることもありました。
そんな時は、シンプルで低刺激なスキンケアに切り替えることで、少しずつ安心してケアできるようになります。
自分をいたわる時間は、心の回復にもつながっていきました。
天丸へつなぐ想いと、新しい命
悲しみの中にいた私に、少しずつ芽生えた想い。
——もう一度、ゴールデンレトリバーと暮らしたい。
迷いもありました。
「こんなに早く迎えていいのか」
「梵ちゃんに申し訳ないんじゃないか」
それでも最後に残ったのは——
きっと、梵ちゃんは喜んでくれる。
その気持ちでした。
2月に生まれた小さな命。
名前は、「天丸」。
梵天丸から一文字もらって——
梵ちゃんの分も、この子にはまっすぐ生きてほしい。
そんな願いを込めました。
A8|心が追いつかない時に、そっと頼ってもいい場所
術後の体の回復と同じように、 心の回復にも、時間がかかることを私は知りました。
気丈に振る舞っていても、 ふとした瞬間に涙が出たり、 理由もなく不安になったり。
「大丈夫」と思おうとするほど、 どこかで無理をしてしまっている自分がいました。
そんな時、 “ひとりで抱えなくてもいい”という選択肢があることを知っているだけで、 少しだけ心が軽くなることがあります。
がん保険の専門相談サイト【baby planet】
これからの生活や、万が一への備え。 考えなければいけないと分かっていても、 体も心も余裕がない時期には、 どうしても後回しになりがちです。
baby planetは、 がんに関する保険やお金の不安を、 無理なく相談できる専門サイトです。
「いきなり契約」ではなく、 まずは知ること、整理することから始められるのが大きな安心でした。
誰かに話しながら考えることで、 自分一人では見えなかった選択肢に気づけることもあります。
これからの生活を、 少しでも安心して過ごしたいと思ったときに、 一度知っておいてもいい場所だと感じました。
オンライン心理カウンセリング【Kimochi】
気持ちの整理は、 「自分ひとりでなんとかしなきゃ」と思ってしまいがちです。
でも実際は、 誰かに話すだけで、少し軽くなることもある。
Kimochiは、 公認心理師(国家資格)を持つ専門家だけが対応してくれる オンラインカウンセリングサービスです。
自宅にいながら、 自分のタイミングで話せるので、 体調が不安定な時期でも無理なく利用できます。
「こんなこと話していいのかな」と思うような気持ちでも、 否定されることなく受け止めてもらえる安心感があります。
誰にも言えなかった気持ちを、 少しずつ外に出していくことで、 自分でも気づかなかった“本音”に出会えることもあります。
心も体も大きく揺れるこの時期だからこそ、 無理をせず、 頼れるものには、少しだけ頼ってもいい。
そんな選択肢があることを、 そっと残しておきたいと思いました。
梵天丸へ。そして、これからも
梵ちゃん。
あなたの優しさは、今もずっとここにあります。
そしてこれからは、天丸と一緒に、その想いをつないでいくね。
見守っていてね。
大好きだよ!梵ちゃん。
次回|15時間の手術の先にあったもの。涙と再会、そしてつながる命
あの日、鏡に映った自分の姿に、
私は言葉を失いました。
傷だらけの体を前に、
“女性としての自分”が、少しずつ遠くなっていく感覚――。
それでも時間は止まらず、
次に待っていたのは、15時間にも及ぶ大手術でした。
長い眠りの先で、私が見たもの。
胸に込み上げてきた想い。
そして、もう会えないと思っていた存在への気持ち。
亡き梵天丸へ。
どうしても伝えたかったこと。
そして――
新しく私のもとへやってくる、小さな命「天丸」。
失いかけたものと、これからつながっていくもの。
そのすべてが交差した、涙と再会の物語です。
この続きは、次の記事で綴っています。
▶︎ 次回記事:
傷だらけの体を前に、女性としての自分を見失いそうになった日|乳がん体験談【第22話】
※本記事は個人の体験をもとに綴っています。治療内容や回復の経過、感じ方には個人差があります。体調や治療に関するご不安がある場合は、必ず主治医や医療機関へご相談ください。
※掲載している商品・サービスは、あくまで一例としてご紹介しているものです。ご自身の体調や生活環境に合わせて、無理のない範囲でご検討ください。

