※本記事は、筆者個人の乳房再建後の経過を綴った体験談です。また、一部プロモーションを含みます。
腹部の組織を使った乳房再建後、再建した胸に現れた硬さと、しこりのような感覚。
「再発だったらどうしよう」
診察で聞いたのは、脂肪壊死という言葉でした。
赤みや熱感、浸出液への不安を抱えながら、少しずつ自分の体と向き合ってきた記録を残します。
乳房再建後、胸にしこりのような硬さを感じた
乳がんの手術を終え、腹部の組織を使った再建から少し経った頃。再建した胸に、硬いしこりのような違和感を覚えました。
「何か悪い変化だったら、どうしよう」
触れるたびに気になり、不安が頭から離れなくなりました。
さらに、胸の一部が赤く腫れ、熱を持つように感じる日もありました。傷の一部から浸出液が出ることもあり、「本当に大丈夫なのだろうか」と何度も胸を確認しました。
少し落ち着いたように感じる日もあれば、また不安になる日もある。
乳がんを経験したあとは、小さな変化まで再発と結びつけて怖くなることがありました。
診察で「脂肪壊死」と説明された
診察を受けたとき、医師から伝えられたのが脂肪壊死という言葉でした。
私の場合は、再建した組織の一部で血流が十分に届きにくくなり、脂肪の一部が変化した可能性があると説明を受けました。
初めて聞いたときは、「壊死」という響きだけで怖くなりました。
けれど、腹部など自分の組織を使った再建後にも起こり得る変化の一つとして説明を受け、少しだけ気持ちが落ち着きました。
自家組織による乳房再建では、移植した脂肪の一部に十分な血流が届かず、硬い部分やしこりとして残ることがあります。ただし、硬さやしこりの原因は脂肪壊死だけではありません。診察や超音波、マンモグラフィ、MRIなど、状態に応じた確認が必要になる場合があります。
私の場合は、傷から浸出液が出ていた
診察では、状態によって穿刺などで液体を抜く場合があることも聞きました。
ただ、私の場合は傷口の一部から浸出液が外へ出ている状態が続いていました。赤みや熱感を感じる日もあり、不安になることは少なくありませんでした。
同じ「脂肪壊死」という説明でも、場所、範囲、症状によって経過や対応は異なります。ここに書いているのは、あくまで私が受けた説明と経過です。
感染や傷のトラブルなど、早めの確認が必要な場合があります。液の量・色・におい、体温、痛みの変化を記録し、自己判断で傷を洗浄・圧迫せず、手術を受けた医療機関へ相談してください。急激な悪化、強い息苦しさ、意識の異常などがあれば緊急対応が必要です。
しこりを「脂肪壊死だろう」と自己判断しない
脂肪壊死は、しこりや硬さ、画像上の変化として見つかることがあります。
一方、医学論文では、脂肪壊死に伴う石灰化などが、経過の途中で悪性の所見と区別しにくい場合があることも示されています。
だからこそ、一度脂肪壊死と説明を受けていても、新しい硬さや大きさの変化を自分だけで決めつけないことが大切です。
診察時に伝えられるよう、気づいた変化を短く記録しておくと役立ちます。
説明を聞いても、不安はすぐには消えなかった
診察で説明を受けたからといって、すぐに安心できたわけではありません。
触るたびに気になり、見た目や硬さの変化にも心が揺れました。
「大丈夫」と思いたいのに、どこかでまだ怖い。乳がん後の体の変化は、心の不安とも強くつながっているように感じました。
不安が残ることまで、自分の弱さだと思わなくていい。今はそう思います。
少しずつ安心できた理由
私が少しずつ安心できるようになったのは、自分だけで抱え込まず、診察で確認できたことが大きかったと思います。
不安になると検索を続けてしまいます。でも、症状の強い例ばかりが目に入り、かえって怖くなることもありました。
インターネットの情報は、受診の必要性を考える助けにはなっても、自分の傷やしこりを診断することはできません。
気になる変化を医師へ伝え、自分の状態について説明を受ける。その積み重ねで、少しずつ心が落ち着いていきました。
同じように不安を抱えている方へ
乳がん手術や乳房再建後に、しこりのような硬さや見た目の変化へ戸惑うのは、決しておかしいことではありません。
私も、再発ではないかと怖くなりました。
怖いと思う自分を責めなくていい。気になることがあるなら、遠慮せず医師へ相談していい。
一つずつ確認しながら、少しずつ安心を取り戻していけばよいのだと思います。
心まで疲れてしまう前に
不安が頭から離れず、気持ちまで疲れてしまう日もありました。
家族や友人、病院のがん相談支援センター、心理職など、話せる場所を持つことも自分を守る方法です。
Rino’s Choice|不安な時期に寄り添うもの
特別なことを頑張るより、心と体を少しでも休ませることを大切にしていました。温かい飲み物、締めつけにくい服、楽な姿勢、無理をしない食事に助けられた日があります。
まとめ|不安をひとりで抱え込まないために
- 再建した胸の硬さを感じ、再発ではないかと不安になった
- 診察で、私の場合は脂肪壊死と説明を受けた
- 赤み・熱感・浸出液があり、手術施設で経過を確認した
- 新しい硬さや変化は、脂肪壊死と自己判断せず医師へ相談する
診察で確認し、説明を受けることで、少しずつ気持ちを落ち着けることができました。
怖くなる自分を責めず、気になる変化は専門家と一つずつ確認していい。
同じように不安を抱えている方が、安心できる時間を少しずつ増やしていけますように。
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参考にした医療情報
本記事は、腹部の自家組織を使った乳房再建後に脂肪壊死と説明を受けた筆者個人の体験談です。硬さ、しこり、赤み、浸出液の原因、検査、処置、回復経過には個人差があります。本記事は診断や治療の代わりにはなりません。気になる変化がある場合は、乳腺外科・形成外科など手術を受けた医療機関へご相談ください。商品・サービスの価格、在庫、仕様、利用条件は各掲載ページで最新情報をご確認ください。参考情報は2026年7月29日に確認しました。






