大型犬との日々【第4話】プロのトレーナーにも頼れなかった日。大型犬パピーと向き合う覚悟ができるまで

※本記事はプロモーションを含みます。

「しつけを頑張れば、きっとなんとかなる」

そう信じていた頃の私は、まだどこかで“普通の子犬の延長線上”に大型犬のパピー期を見ていたのかもしれません。

ゴールデンレトリバーのゴルちゃんを迎えて数ヶ月。家の中で穏やかに寄り添う日常を思い描いていた私を待っていたのは、毎日が全力の体当たりのような時間でした。

可愛いだけではどうにもならない。「このままでは、本当に共倒れになってしまうかもしれない」

そう思うところまで追い詰められ、私はプロのドッグトレーナーさんへ助けを求めました。

❄️ 助けてほしかった、あの冬の日

季節は冬。ただでさえ外へ出るだけでも大変な時期です。

当時のゴルちゃんは、車に乗せて訓練所へ連れて行くことすら簡単ではありませんでした。

玄関を出るだけで全身全霊。リードをつけた瞬間からスイッチが入り、こちらの声も気持ちも吹き飛ばしてしまうほどの勢いでした。

そこで、自宅まで来てもらえる出張訓練をお願いしました。

「プロに見てもらえば、きっと何かが変わる」

そう思っていたというより、そう信じたかったのだと思います。

🆘 最初のSOS。女性トレーナーさんが残した言葉

最初に来てくださったのは、2名の女性トレーナーさんでした。丁寧でやさしい雰囲気に、私は少しだけ肩の力が抜けました。

けれど、ゴルちゃんの圧倒的なテンションと止まらない動き、子犬とは思えないパワーを前に、トレーナーさんたちの表情は次第に曇っていきました。

特に大変だったのが散歩です。こちらが歩くのではなく、完全に引きずられる状態。凍った道で転び、手をつき、また立ち上がる。その繰り返しでした。

1時間のレッスンの終盤、告げられたのは予想していなかった言葉でした。

「今は少し落ち着く時期を待って、春から再開しましょうか」

言葉はやさしく、決して冷たい態度ではありませんでした。それでも私の胸に残ったのは、「今は手に負えないということなんだ」という思いでした。

🚪 二度目の挑戦。「今度こそ」と思ったのに

それでも諦めきれず、「別の先生なら違うかもしれない」と、もう一軒の訓練所へ連絡しました。

今度は、しっかりした体格の男性トレーナーさん。「大丈夫ですよ。一度見てみましょう」という声に、私はまた希望を持ちました。

ところが、本来1時間の予定だった指導は、わずか30分ほどで終了します。

「まずは、この興奮状態を落ち着かせるところからですね。訓練はそれからです」

今なら、その判断を少し冷静に理解できます。けれど、当時の私がいちばん分からず、助けてほしかったのは、その“落ち着かせるところ”でした。

困っているから相談しているのに、「そこができてから」と言われてしまう。その矛盾が胸に刺さりました。

🌧️ 「見放された」と感じた日のこと

専門家に頼ってもだめ。相談しても「今は難しい」と言われる。この子を前にすると、誰もが少し困った顔をする。

その積み重ねが、私の中で「見放された」という感覚に変わっていきました。

もちろん、実際に見放されたわけではなかったのかもしれません。でも、追い詰められている時の心は、少しの言葉や空気にも「もう無理なのかもしれない」と反応してしまいます。

育犬は、可愛いだけでは続けられない。愛情だけでも乗り越えられない瞬間があります。

特に大型犬は、力も存在感も生活への影響も想像以上。小さな悩みが、あっという間に暮らし全体の問題へ変わっていきました。

🐾 玄関で息を切らすゴルちゃんを見て

トレーナーさんが帰ったあと、ゴルちゃんは玄関先でひとしきり暴れ、満足したようにハァハァと息を切らしていました。

情けなさ、悔しさ、疲れ、申し訳なさ。いろいろな感情が混ざる中で、ふっと湧いたのは怒りではありませんでした。

「この子もしんどいんだろうな」

ゴルちゃんは、私を困らせたくて暴れているわけではありません。ただ、あふれるエネルギーをどう扱えばいいのか、興奮した時に気持ちをどこへ置けばいいのか分からない。

その姿が、急に“問題のある犬”ではなく、“困っているひとりの家族”に見えたのです。

🤝 孤独な「二人三脚」が始まった

誰かが魔法のように変えてくれるわけではない。プロにお願いしたら、すぐ何とかなるわけでもない。

その現実を少しずつ受け入れ、私は心の中で静かに決めました。

「分かったよ。もう、私たちでやるしかない」

本当は誰かに助けてほしかったし、正解を教えてほしかった。それでも、自分たちなりに進もうと腹をくくった瞬間、景色が少し変わりました。

この日から、私とゴルちゃんの本当の意味での二人三脚が始まりました。

教科書通りにも、理想通りにもいかない。それでも“うちの子に合ったやり方”を探し始めることになります。

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食事だけで行動の悩みが解決するわけではありません。けれど、その子の年齢や体質に合った食事を考えることは、健康を支える選択肢のひとつです。

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大型犬のパピー期は、少しの扱いやすさが飼い主の心の余裕につながります。

サイズや耐荷重を確認し、愛犬の体格に合ったものを選んでください。

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🌱 あの時「だめだった日」が、今につながっている

トレーナーさんに頼れば何とかなると思っていた私の期待は、何度も静かに打ち砕かれました。

それでも今振り返ると、あのうまくいかなかった日があったからこそ、この子と本気で向き合う覚悟を持てたのだと思います。

誰かの正解ではなく、うちの子に合う方法を探すこと。うまくいかない日も含めて、一緒に暮らしていくこと。

あの日の私に、今ひとつだけ声をかけるなら、こう伝えたいです。

「大丈夫。すぐじゃなくても、ちゃんと少しずつ前に進んでいくから」

🌸 まとめ|答えがなくても、一緒に歩いていく

  • 助けを求めても、すぐには答えが見つからなかった
  • 追い詰められた心には「見放された」と感じるほどつらかった
  • ゴルちゃん自身も困っているのだと気づいた
  • うちの子に合う方法を探す二人三脚が始まった

教科書通りにいかない子もいます。理想通りに進まない毎日もあります。

それでも、うまくいかない時間ごと抱えながら、一緒に歩いていく。大型犬との暮らしは大変ですが、その先にしか見えない信頼や成長も、確かにあります。

もし今、同じように悩んでいる方がいるなら、どうかひとりで抱え込みすぎませんように。

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