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乳腺外科を初めて受診してから、気づけば約半年が過ぎていました。
この日は朝一番から内分泌科で副腎の最終検査、午後には形成外科の受診。ひとつの不安に区切りがつくかもしれない一方で、乳房再建の現実を知る長い一日でもありました。
体のことを考えるだけでも精一杯なのに、向き合うことは次々に増えていく。それでも病院へ向かうしかなく、少し重たい気持ちで朝を迎えました。
🩺 副腎、卵巣、肝臓——答えを待つ時間
乳がんのことだけでも気持ちが追いつかない中、これまでの検査では副腎、卵巣、肝臓にも「確認が必要な箇所」が見つかっていました。
ひとつ安心しても、また次の不安がやってくる。その繰り返しで、心は思っていた以上にすり減っていたように思います。
この日は、その中でもずっと気がかりだった副腎について、ひとつの答えを聞く日でした。
🌿 今すぐ治療は必要ないと聞けた安堵
前回の副腎検査は、2時間ほどベッドで安静にしながら受けるもので、体にも心にも大きな負担を感じました。
今回は30分ほど安静にしたあと採血を受け、思っていたより早く終わりました。そして医師から、今回の検査では問題となる所見はなく、今すぐ治療が必要な状態ではないと説明されました。
少しだけゆるんでいくようでした。
左副腎の腫れ自体がなくなったわけではないため、私の場合は今後5年間、年に一度CTと血液検査で経過を見ることになりました。
経過観察の期間は人によって異なります
「5年間・年1回」は、当時の私が医師から受けた個別の説明です。副腎の状態や検査内容、通院間隔は人によって異なるため、主治医の計画に沿ってください。
🏥 大学病院で、いつも考えてしまうこと
月曜日の大学病院は、受付も待合も廊下も人でいっぱいでした。病院へ来るたび、これほど多くの人が、それぞれの病気や不安を抱えているのだと感じます。
幼い子どもが治療と向き合う姿を見ると、胸の奥が苦しくなりました。当たり前のように日常を重ねられることが、どれほど尊いことなのかを思わずにはいられませんでした。
大学病院には、病の理不尽さと、それでも生きようとする強さが静かに漂っているように感じました。
午後の形成外科。知りたかった再建のこと
副腎の結果に少し安堵したあと、午後は形成外科を受診しました。ここで聞くのは、これからの体と気持ちに深く関わる乳房再建の話です。
私は、お腹の組織を使う自家組織再建を希望していました。負担や合併症の可能性があると分かっていても、自分なりに納得できる形を選びたいという思いがありました。
✏️ 手書きの図で知った、再建後の傷跡
診察室で医師が見せてくれたのは、手書きの説明図でした。そこに描かれた線は、私にとってあまりにも生々しく感じられ、言葉を失いました。
お腹に横の傷が残ることは覚悟していました。でも私が受ける予定の術式では、再建した胸の中央付近にも楕円形の皮膚と傷跡が見える可能性があると知り、強い衝撃を受けました。
私はどこかで「再建すれば、目立たない形で元に近づける」と思い込んでいたのかもしれません。再建は、ただ元通りになることではなく、手術の跡とともに生きていくことでもある。その現実を初めて具体的に感じました。
傷の位置や見え方は術式によって違います
再建後の傷は、乳がんの切除範囲、乳頭・乳輪や皮膚を温存できるか、選ぶ再建方法などで異なります。この記事の図や傷の説明は、私が予定していた手術について受けたものです。
乳頭・乳輪再建という、次の段階
私は胸のふくらみだけでなく、乳頭・乳輪の再建まで考えていました。そこまで進めば、少し取り戻せたように感じられるのではないかと思っていたのです。
医師からは、乳房のおおもとの形を再建したあと、状態が落ち着いてから乳頭・乳輪を再建する選択肢があると説明されました。ただ、追加の処置や手術を望むかどうか、可能かどうかは一人ひとり異なります。
体力、気持ち、手術回数、優先したいこと。再建は思っていたより長く、簡単ではないものだと知りました。
🤍 理想と現実の間で、こぼれそうになった涙
説明を聞きながら、私はできるだけ冷静でいようとしました。でも本当は、手書きの図に描かれた傷を見つめたまま、気持ちが追いつかなくなっていました。
「きれいになりたいと願うことは、いけないことなのだろうか」
命を守ることが最優先だと、頭では分かっています。それでも、失ったものへの悲しさや、見た目が変わることへの苦しさも確かにあります。
贅沢でも、わがままでもない。
それは生活の質や、自分らしさに関わる大切な気持ちなのだと思います。
Rino’s Choice|病院の日のあと、家で休むために
病院で気を張ったぶん、本当の疲れが押し寄せるのは帰宅してからでした。
頑張れない日を責めず、家で体を休めるためのものをまとめます。
※商品の価格・在庫・仕様は変更される場合があります。最新情報は各商品ページでご確認ください。術後の寝具や衣類は、傷の状態や医療者の指示を優先して選んでください。
【PR】これからの備えを一人で抱え込まないために
病気の現実に加え、費用や生活、家族のことまで考えるのは大きな負担です。現在の保障や公的制度を確認し、必要に応じて専門窓口へ相談することも選択肢のひとつです。
※診断歴・治療歴によって加入できない場合や、保障開始までの待ち期間、保障対象の制限があります。告知は正確に行い、契約条件と約款をご確認ください。
🌸 体の不安がひとつ減っても、心はすぐには軽くならない
- 副腎は、私の場合すぐに治療せず定期検査で経過を見ることになった
- 再建後の傷の位置や見え方は、術式や切除範囲によって異なる
- 乳頭・乳輪再建を含め、再建には複数の段階や選択肢がある
- 見た目への悲しさも、自分らしさに関わる大切な気持ち
副腎について安堵できた一方で、形成外科では思っていた以上に重たい現実を知りました。焦らず、この傷跡とどう向き合うかを少しずつ考えていこうと思います。
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※本記事は私自身の体験をもとにした個人の記録で、医療的な助言を目的としていません。症状・検査・治療方針・再建方法は人によって異なります。医療に関する判断は主治医や専門家へご相談ください。
※掲載商品・サービスは、特定の効果や結果を保証するものではありません。

