検査結果を待つ長い午後。揺れる気持ちと、まだ続く術後の痛み|乳がん体験談【第23話】

人生の軌跡と体験談

※本記事はプロモーションを含みます。

本日は、一週間後の受診日でした。

いつもの通院日と同じはずなのに、朝から胸の奥が少しだけ落ち着きませんでした。

今日は形成外科の診察があります。前回、「次で水抜きは最後になるかもしれませんね」と言われた言葉が、ずっと心に残っていました。

右下腹部が少し膨らんでいるようにも感じるけれど、このまま自然に吸収される程度であってほしい。そんな小さな願いを抱えながら病院へ向かいました。

通い慣れたはずの病院なのに、結果が関わる日や処置がある日は、景色まで少し違って見えるものです。

終わってほしい処置と、終わらなかった現実

形成外科の診察前、机の上に置かれた太めの注射針を見た瞬間、身体が自然とこわばりました。

何度経験しても慣れることはありません。

術後で感覚が鈍くなっている部分もあると言われています。確かに、刺した瞬間の痛みは以前より少ないのかもしれません。

けれど、水を抜いている最中に突然走るズキッとした痛みだけは、毎回心の準備ができません。

思わず肩に力が入り、呼吸まで浅くなってしまいます。

できることなら、もう今回で終わりにしたい。今日は本気でそう思っていました。

けれど診察室で告げられたのは、「今回も抜いておきましょう」という言葉でした。

やはり、まだ完全には落ち着いていないようです。

しかも以前より痛みが強くなっている気がしました。今日は刺す瞬間もはっきり痛かった。

期待していただけに、少し肩を落としました。

回復には時間がかかる。頭ではわかっていても、気持ちが追いつかない日もあります。

再建した胸の診察は今日はありませんでした。

大丈夫なのかな。診てもらったほうがよかったかな。

そう思いながらも、自分から「ここも気になります」と言い出すことができず、そのまま診察室をあとにしました。

遠慮しなくていいはずなのに、なぜか言葉が出ない。病院では、そんな自分にも時々もどかしさを感じます。

少し早く帰れると思ったのに

形成外科がいつもより早く終わったことで、今日は少し早く帰れるかもしれないと思いました。

その小さな期待を抱えたまま、次の乳腺外科へ向かいました。

けれど待合室へ入った瞬間、その希望は静かに消えました。

椅子にはたくさんの患者さんが座り、表示番号はまだずっと先。

今日もきっと長くなる。そうすぐにわかりました。

2時間以上待つことも珍しくありません。病院を出る頃には、外は夕方になっていることも多いです。

診察そのものより、この待つ時間に疲れてしまう日もあります。

何もしていないようで、心も身体もじわじわと消耗していくのです。

しかも私は遠方から通っています。

行くだけでも体力を使い、帰る頃にはぐったりしてしまうこともあります。

早く近くの病院へ移れたらいいな。

その願いは、通院のたびに少しずつ大きくなっています。

病理検査の結果を待つ時間

今日は、術後の病理検査の結果がわかる日でもありました。

この結果によって、これからの治療方針が決まります。

抗がん剤なのか、ホルモン療法なのか。追加の治療があるのか、ないのか。

たった一枚の結果の紙に、これからの生活が大きく関わってくるように感じていました。

私はもともと、強く緊張する性格ではありません。

それでも今日は落ち着かず、何度も時計を見てしまいました。

名前を呼ばれるたびに少し肩が上がり、違う人だとわかるとまた静かに息を吐く。

そんな時間を何度も繰り返していました。

どんな結果であっても受け止めるしかない。

そう思っていても、人はやはり「できれば穏やかな結果であってほしい」と願ってしまうものですね。

術後1か月。落ち着いてきた場所と、まだつらい場所

術後の身体は、少しずつ変わっています。

腹部の痛みやつっぱりは、以前に比べるとだいぶ落ち着いてきました。

歩くことや座ることも、前より自然にできるようになってきています。

けれど、厄介なのは再建した右胸です。

腕は半分くらいまでなら上がる。けれど、それ以上になると痛みが出ます。

服を着替える時、髪を結ぶ時、高い場所に手を伸ばす時。日常の中でふと不便さを感じます。

ずっと痛いわけではありません。

ただ、突然ズキズキと疼くことがある。そして胸の奥に、ずっしりとした重みが残っています。

この重さは目に見えないぶん、人には伝わりにくい痛みかもしれません。

調べてみると、違和感なく生活できるようになるまで半年から一年ほどかかることもあるそうです。

その文字を見た時、正直長いなと思いました。

でも、身体の中では今も回復が進んでいる。そう信じながら付き合っていくしかありません。

Rino’s Choice │ 暮らしをやさしく整えるおすすめアイテム&サービス

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脇の違和感という、もうひとつの悩み

もうひとつ、地味だけれどつらい悩みがあります。

術後から脇に痛みとつっぱり感があり、においも以前と変わってしまいました。

誰かに相談しにくい内容だからこそ、一人で気にしてしまう時間が増えます。

調べてみると、センチネルリンパ節生検のあとに違和感やにおいの変化を感じる方は少なくないそうです。

炎症が落ち着き、回復が進むにつれて自然と改善していくこともあると知り、少し安心しました。

けれど今この瞬間は、やはり気になります。

脇のケアもまだ思うようにはできません。

シェーバーで最低限の処理はできても、制汗剤やスプレーは刺激が強すぎました。

一度、自己判断でパウダーを少し使ってしまったことがあります。

結果は大失敗でした。

ヒリヒリ、チカチカ、ジカジカ。

思わず「やらなければよかった」と後悔しました。

やはり先生の言葉はきちんと聞くものですね。

今できることは、こまめにやさしく拭くこと。それだけです。

その“それだけ”ができることも、今の私には十分な前進なのかもしれません。

少しずつ戻っていく日常の途中で

術後1か月と13日。

もう1か月。まだ1か月。

その両方の気持ちがあります。

以前の身体にはまだ戻れない。思うように動けない日もある。

けれど、前よりできることも確実に増えています。

痛みが弱い日がある。少し笑える時間がある。普通の会話ができる日もある。

そんな小さな変化が、今の私を支えてくれています。

回復は一直線ではありません。

良い日もあれば、つらい日もある。気持ちが沈む日だってあります。

それでも、こうして今日のことを書けるところまで来ました。

あの日の手術台の上にいた自分から見れば、きっと今の私はちゃんと前に進めています。

焦らず、比べず、その日その日の自分を受け止めながら進んでいきたい。

そう思えた受診日でした。

次回の記事へ

病理検査の結果を聞いたその日、安心した気持ちと、これから始まる現実への不安が同時に押し寄せました。

次回は、結果を聞いた瞬間に感じたこと、そしてこれからの治療について綴ります。

▶︎ 乳がん体験談【第24話】病理検査の結果と、新しく始まるこれからの日々


※本記事は個人の体験をもとに綴っています。治療内容や回復の経過、感じ方には個人差があります。体調や治療に関するご不安がある場合は、必ず主治医や医療機関へご相談ください。

※掲載している商品・サービスは、あくまで一例としてご紹介しているものです。ご自身の体調や生活環境に合わせて、無理のない範囲でご検討ください。

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