大型犬との日々【第3話】理想と現実のギャップに絶望。3ヶ月で「破壊王」の片鱗を見せたBIGベイビー

愛犬との日々

一晩考えても、冷めることのなかったあの子への気持ち。

私は意を決して、前日に訪れたペットショップのカウンターに立っていました。

本当は、別のお店で出会った小さくて愛らしい子に、心が傾きかけていたんです。
でも、その見積もりは文字通り「白紙」にしました。

どうしても忘れられなかったのは、あの規格外のBIGベイビー。

「この子だ」

そう思ってしまったら、もう気持ちは止まりませんでした。

※本記事はプロモーションを含みます。

けれど――
その決断の先に待っていたのは、想像をはるかに超える“現実”でした。

店員さんも驚いていた、規格外の「大型新人」

お迎えの手続きを進めながら、店員さんがその子についていろいろ教えてくれました。

子犬たちが一斉にお店に入ってくる日。
みんな同じように首にリボンをつけて運ばれてくるのだそうですが、その子だけは明らかに違ったそうです。

「この子だけ、ひときわ大きかったんですよ」

いや、ひときわどころではなく――
圧倒的に大きかったらしいのです。

「この子は大きくなりますよ。見てください、この手足の太さを」

そう言われて改めて見ると、たしかにその子の足は、同じ月齢の子犬とは思えないほどしっかりしていました。

ケージの中にいる時は、どこかおっとりしていて、穏やかそうに見えたあの子。

ところが、いざ契約のためにケージから出された瞬間――

空気が一変しました。

店員さんの腕の中で暴れる、跳ねる、ねじれる。
その勢いは想像以上で、私は一瞬言葉を失いました。

「え……?
あの、さっきまでの“おとなしい子”はどこへ……?」

可愛い、だけでは済まされない何かを、その時すでに感じていたのかもしれません。

それでも私は、
「これも運命だよね」と、自分に言い聞かせるように契約書へサインをしました。

車の中ではお利口だったのに、自宅で始まった“嵐”

ところが、不思議なことに――
車での帰り道、あの子は驚くほどお利口だったのです。

鳴き声ひとつ立てず、ケージの中でじっとしている。

「あれ? やっぱり根は穏やかな子なんだ」

私は、少しほっとしていました。

きっと環境が変わって不安なだけで、
落ち着けばちゃんといい子なんだろう。
そんなふうに、どこかで安心していたのだと思います。

でも、その安心は――
家に着いた瞬間、あっけなく崩れ去りました。

玄関に用意していたケージを整え、
「さぁ、ここから新しい生活だね」

そんな気持ちで、そっと扉を開けた次の瞬間。

わが家に嵐が上陸しました。

理想を軽々と超えてきた、「破壊王」の片鱗

翌朝、そこにいたのは、
私が思い描いていた“ふわふわのパピー”とは、まるで別の存在でした。

可愛い。もちろん可愛い。
でも、それ以上に――

とんでもない。

やんちゃ、なんて言葉では到底足りませんでした。

  • 人の指示がまったく耳に入らない
  • すでに小型犬を超える馬力
  • 興奮すると手がつけられない
  • 目に入ったものすべてが遊び道具になる

まるで、ふわふわの毛をまとった小さな怪獣。

私は慌てて、ゴールデンレトリバーのしつけ本を開きました。

「賢くて穏やか」
「人懐っこくてしつけやすい」

そこに書かれている理想像と、目の前の現実が、まったく結びつかない。

本に書いてある“優等生なゴールデン”は、そこにはいませんでした。

後になって調べて知ったのですが、ゴールデンレトリバーにも性格の傾向がいくつかあるそうで、
あの子はどうやら、その中でもかなりエネルギッシュなタイプだったようです。

「ありえない……まだ生後3ヶ月なのに……」

たった3ヶ月の子犬に、私はすでに翻弄されていました。

あまりのパワーに、笑うしかないような瞬間もありましたが、
正直、この頃の私はすでに少し心が折れかけていたと思います。

大型犬との暮らしで、あってよかったものたち

この頃の私は、とにかく毎日が手探りでした。

「何が必要なんだろう」
「何を用意してあげたら、この子も私も少しラクになるんだろう」

そんなふうに考えながら、少しずつ暮らしを整えていったのを覚えています。

大型犬の子犬期って、想像以上にパワフルで、しかも成長があっという間。
だからこそ、“最初から少し余裕のあるもの”を選んでおくと、かなり助けられました。

体格の大きい子にも安心なハーネス

まだ子犬とはいえ、大型犬のパワーは想像以上。
引っ張る力が強い子ほど、体に負担がかかりにくく、しっかり支えてくれるハーネスがあると安心感が違います。

落ち着ける場所を作る、犬用クッション

元気いっぱいな子ほど、「ここで休む」ができる場所があると少しずつ変わってきます。
ふかふかしたクッションやベッドは、興奮しやすい子の“落ち着く場所”づくりにも役立ちました。

子犬期から使いやすい、大きめトイレ

大型犬は、成長とともにトイレのサイズ感もすぐに合わなくなっていきます。
最初から少しゆとりのあるサイズを選んでおくと、買い替えのストレスも減らせてラクでした。

どれも「これさえあれば完璧」というものではないけれど、
大型犬との暮らしのスタートを少しだけ穏やかにしてくれる存在だったように思います。

このままでは無理かもしれない。専門家に助けを求めた日

このままでは家が壊れる。
そして何より、私の心が先に折れてしまう。

そんな危機感を覚えた私は、近隣の犬の訓練所に電話をかけました。

ただ、その頃のあの子は、車に乗せて連れて行くことすら簡単ではありませんでした。

暴れる、興奮する、落ち着かない。
「移動するだけ」でひと仕事。

そこでお願いしたのが、自宅への出張指導でした。

「とにかく一度、見てもらいたい」

それが、その時の正直な気持ちでした。

やってきた訓練士さん。

そのプロの目に、わが家のBIGベイビーはどう映ったのか。

そこで告げられたのは――
私の甘い考えを根底から覆すような、衝撃のひと言でした。

忙しい毎日に、少しだけ余白をくれたもの

大型犬との暮らしは、想像以上に体力勝負です。

走る、止める、追いかける、片づける。
そしてまた、走る。

気づけば、自分のことは後回し。
水分補給すら忘れて立ち尽くしている、なんてこともありました。

そんな時期だからこそ、
「自分の手間が少し減るもの」や「ほんの少しラクになるもの」があるだけで、気持ちが違いました。

愛犬の「もっと!」に追われる日々に、ちょっとしたゆとりを

Rino’s Choice

大型犬との暮らしって、想像以上に“人間の体力”も使います。

重たいペットボトルを買いに行く余裕がない日や、
バタバタの合間に、やっとひと息つける瞬間。

そんな時に、ボタンひとつで冷たいお水や温かい飲み物がすぐ使えるだけで、
暮らしの中にほんの少し余白が生まれることがあります。

犬育てに追われる毎日の中で、
“自分のための小さなラク”を作っておくことも、案外大事だったりします。

まとめ|「大型犬=穏やか」の理想が、音を立てて崩れた日

憧れていた大型犬との暮らし。

それは、お迎えしたその日から、私の想像とはまったく違う形で始まりました。

可愛いだけじゃない。
賢いだけでもない。
大型犬との暮らしは、想像以上にエネルギーと覚悟が必要でした。

「ゴールデン=飼いやすい」

そんなイメージが、音を立てて崩れていくのを感じた日々。

でも今振り返ると、あの“理想と現実のギャップ”こそが、
本当の意味でこの子と向き合う始まりだったのかもしれません。

次回記事へ

大型犬との暮らしは、もっと穏やかで、もっと幸せだけが詰まった毎日になると思っていました。

けれど現実は、想像していた以上に甘くありませんでした。

日に日に増していく力の強さ。
止まらないいたずら。
次々と壊されていく物たち。

「どうしてこんなにうまくいかないんだろう」
そんなふうに、理想と現実のギャップに何度も心が折れそうになったあの頃。

可愛いだけでは乗り越えられない壁が、確かにそこにはありました。

そして私は、この状況をどうにかしたくて、誰かに頼ろうと考えるようになります。

でも、いざ助けを求めようとしても、思うようにはいかない現実がありました。

次回は、
プロのトレーナーにも頼れなかった日と、それでもこの子と向き合っていこうと覚悟を決めるまで
の気持ちを綴ります。

▶ 大型犬との日々【第4話】プロのトレーナーにも頼れなかった日。大型犬パピーと向き合う覚悟ができるまで

※掲載している商品・サービスの詳細や最新情報は、必ず公式サイトにてご確認ください。
※本記事は個人の体験談であり、特定の効果や結果を保証するものではありません。

関連記事|愛犬との日々

大型犬との日々【第2話】小さな子より、なぜか心を奪われた。規格外の「BIGベイビー」との出会い

タイトルとURLをコピーしました