テレビのドキュメンタリーで見るような出来事が、まさか自分の身に起こるなんて——。
今だからこそ、ようやく少し落ち着いて、あの日のことを言葉にできる気がしています。
これは、私の3人目の子どもを妊娠していた頃に起きた、忘れることのできない記録です。
※本記事はプロモーションを含みます。
上の子2人は、ありがたいことに安産でした。
だからどこかで、私は油断していたのだと思います。
「3人目だから大丈夫」
「少しくらい無理しても平気」
そんな根拠のない自信が、後になってどれほど自分を苦しめたか、言葉では言い尽くせません。
あの日のことを思い出すたび、今でも胸の奥がぎゅっと苦しくなります。
これは、軽率だった自分を責め続けた時間と、母として突きつけられた残酷な選択の記録です。
20キロの米袋。その直後に感じた「熱い違和感」
妊娠5ヶ月。お腹の赤ちゃんは順調に育っていました。
つわりも落ち着き、少しずつ体も楽になってきた頃だったと思います。
その日、実家で20キロの米袋をもらいました。
今思えば、妊婦が持つべき重さではありません。
でも当時の私は、仕事柄重いものを持つことにも慣れていて、
「これくらいなら大丈夫」
と、何の疑いもなく持ち上げてしまったのです。
その瞬間でした。
足元に、なんとも言えない違和感が走りました。
温かいような、嫌な感覚。
「……え?」
そう思って足元を見た時、私は凍りつきました。
血が、太ももを伝って流れていたのです。
一筋の赤い線が床に落ちていくのを見た瞬間、全身の血の気が引きました。
あの時の感覚は、今でも鮮明に覚えています。
「どうしよう」
「どうしよう」
頭の中でその言葉だけがぐるぐると回り、震える手で子どもたちを預け、必死で病院へ向かいました。
ハンドルを握る手が震えて、呼吸もうまくできなくて、ただただ怖かった。
「お願いだから、赤ちゃん無事でいて」
その願いだけを胸に、私は病院へ向かっていました。
診断は「前置胎盤」。そして告げられた、あまりにも残酷な言葉
病院に着いて診察を受けた結果、私は前置胎盤と診断されました。
しかも、かなり危険な状態だったようです。
医師から告げられた言葉は、今思い出しても胸が苦しくなるほど冷たく、重たいものでした。
「胎盤が剥がれかけています」
「このまま赤ちゃんをお腹に置いておくのは危険な状態です」
その瞬間、目の前が真っ白になりました。
でも、本当に苦しかったのはその次の言葉でした。
「今晩中に決断してください」
医師は淡々と、けれど容赦なくこう言いました。
「助かったとしても、障害が残る可能性は高いです」
「中絶するか、このまま産んで障害児として育てるか。今晩中に決めてください」
今晩中に——?
そんな、あまりにも突然で、残酷で、受け止めきれない宣告でした。
頭が追いつかない。心も追いつかない。
涙だけが勝手に溢れて、息が苦しくなって、それでも医師の言葉は現実としてそこにありました。
母親である私に、こんな選択を突きつけるなんて。
「どうして……」
「どうしてこんなことに……」
あの日の私は、ただただ壊れそうな心を抱えたまま、現実の中に取り残されていました。
「産みたい」はエゴなのか——命の前で揺れた気持ち
正直に言うと、私の中に中絶という選択肢はありませんでした。
だって、お腹の中でこの子は今も生きているから。
小さな命が、懸命にそこにいるから。
それなのに、「諦める」という言葉を選ぶことなんて、私にはどうしてもできませんでした。
けれど、夫は冷静でした。
「上の子たちもいるし、諦めるべきだ」
それも、ひとつの現実だったのだと思います。
もし障害を持って生まれたら。
もし今後の生活が大きく変わったら。
上の子たちにも、たくさんの負担をかけるかもしれない。
夫の言葉は、決して間違っていませんでした。
だからこそ苦しかった。
「私が産みたいと思うのは、ただのエゴなんだろうか」
「この子の命を望むことは、他の家族を苦しめることになるのだろうか」
答えなんて出るはずもない問いが、頭の中を何度も何度も巡りました。
母として、何が正しいのか。
妻として、何を選ぶべきなのか。
家族にとって、どの道が一番苦しくないのか。
でも、どれだけ考えても、心はただ一つの方向にしか向いていませんでした。
「お願いだから、この子を助けたい」
それが、あの時の私の本音でした。
再び襲った大量出血。そして、救急搬送
答えを出せないまま、ただ泣いて、考えて、苦しんでいたその時でした。
再び、出血が私を襲いました。
さっきまでとは比べものにならないほどの恐怖でした。
病室の空気が一気に変わり、周囲が慌ただしくなっていくのがわかりました。
看護師さんたちの声。
急いで動く足音。
どこか遠くで響く医療機器の音。
でも、そこから先の記憶はほとんど残っていません。
気づけば私は、救急車に運ばれていました。
ぼんやりとした意識の中で、誰かの声が聞こえて、何かが慌ただしく進んでいく感覚だけがありました。
そして次に目を覚ました時、私はまったく知らない病院のベッドの上にいました。
白い天井。知らない空気。知らない音。
「ここ、どこ……?」
そう思った時、ようやく自分が大変な場所まで来てしまったのだと、静かに現実が押し寄せてきました。
けれどその時の私は、まだ知りませんでした。
ここから先に待っていた日々が、想像をはるかに超える長く苦しい闘いになることを——。
後悔してもしきれないあの日。でも、今だから思うこと
今振り返っても、あの日の20キロの米袋を思い出さずにはいられません。
「持たなければよかった」
「どうしてあんなことをしてしまったんだろう」
何度も何度も、自分を責めました。
母親として、取り返しのつかないことをしてしまったのではないか。
その後悔は、簡単に消えるものではありませんでした。
でも今、あの子が元気に笑っている姿を見るたびに思うのです。
あの時の私に必要だったのは、責める言葉ではなく、
「今できることを一つずつやっていこう」
そう言ってくれる優しい声だったのかもしれない、と。
妊娠中も、出産後も、子どもの健康と向き合う時間は、喜びだけではありません。
不安になったり、怖くなったり、自分を責めてしまったりする日もあります。
だからこそ、そんな日々の中で「少しでも安心できるもの」「少しでも心が軽くなるもの」があることは、とても大切なことだと感じています。
Rino’s Choice|不安な日々の中で、少しでも“守りたい”と思ったもの
子どもの体調や成長に不安を感じる時、親はどうしても「自分にできることはないか」と探してしまうものです。
何か特別なことをしたいわけではなくても、毎日の中でできる小さな積み重ねが、気持ちの支えになることがあります。
そんな時に「こういう選択肢があるんだ」と知っておくだけでも、少し心が落ち着くことがあるかもしれません。
Rino’s Choice|不安な毎日の中で、少しでも自分を支えてくれるもの
妊娠中は、嬉しさだけで過ごせる日ばかりではありません。
体の変化に戸惑ったり、赤ちゃんのことが心配になったり、ふとした瞬間に不安が押し寄せてくることもあります。
そんな時、何か特別なことをしなくても、毎日の中で「少し安心できるもの」や「自分をいたわる習慣」があるだけで、気持ちが少しやわらぐことがあります。
ここでは、妊娠中の私が「こういうものがそばにあると心強いかもしれない」と感じるものを、3つご紹介します。
母子手帳ケース|大切なものを、ひとつにまとめておける安心感
妊娠中は、健診のたびに母子手帳や診察券、検査結果など、持ち歩くものが思っている以上に増えていきます。
そんな時、必要なものをひとつにまとめておける母子手帳ケースがあると、気持ちまで少し整う気がします。
慌ただしい日々の中でも、「ちゃんと準備できている」という安心感を持てることは、小さなようでいて大きな支えになるのかもしれません。
妊娠線予防クリーム|変わっていく体を、やさしくいたわるために
お腹が大きくなるにつれて、体は少しずつ、でも確実に変わっていきます。
そんな変化を前にした時、「きちんといたわってあげたい」と思う気持ちは、とても自然なことだと思います。
妊娠線予防クリームは、ただ見た目のためだけではなく、毎日自分の体に手を当てて、「大丈夫だよ」と言ってあげるような時間にもつながる気がします。
葉酸サプリメント|毎日の栄養を、無理なく意識するために
妊娠中は、食事に気をつけたいと思っていても、体調によって思うように食べられない日もあります。
そんな時、毎日の栄養を意識するきっかけとして、葉酸サプリメントのような存在があると心強く感じる方もいるかもしれません。
もちろん、サプリメントだけで何かが変わるわけではないと思います。
それでも、「できる範囲で整えていこう」と思えることが、不安な日々の支えになることもあります。
Rino’s Choice|不安なこれからに、ひとつ安心を持っておくという選択
妊娠中や出産後、そして子育てが始まってからも、ふとした瞬間に「この先大丈夫かな」と不安になることがあります。
あの時の私も、突然の出来事の中で、これからの生活や子どもたちの未来について考えずにはいられませんでした。
何かあった時、どう支えていけるのか。
家族を守るために、自分にできる準備はあるのか。
すぐに答えが出るものではないけれど、「知っておくこと」や「相談できる場所があること」だけでも、気持ちは少し変わるものだと思います。
そんな時に知っておきたいのが、ママのための保険無料相談サービスです。
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「保険ってよくわからない」
「まだ早いかな」
そんな風に思っている方でも大丈夫。
無理に何かを決める必要はなく、まずは話を聞いてみるだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります。
これからの安心を、少しずつ整えていくためのひとつの選択肢として。
あの時の私のように、不安をひとりで抱え込んでいる方がいたら。
「頼れる場所がある」ということを、そっと知っておいてほしいと思います。
※本記事は個人の体験に基づくものであり、商品の効果・効能を保証するものではありません。
※サプリメントは栄養補助食品です。特定の疾患の治療や予防を目的としたものではありません。
※体質や体調により合わない場合があります。使用中に異変を感じた場合は、直ちに使用を中止してください。
※最新の成分情報や詳細については、必ず公式サイトをご確認ください。
【この記事のまとめ】
前置胎盤による突然の出血。
そして、母として突きつけられた、あまりにも残酷な「究極の選択」。
あの日の私は、ただ怖くて、苦しくて、自分を責めることしかできませんでした。
でも、あの瞬間から、私とこの子の長い闘いは始まっていたのだと思います。
見知らぬ病院の天井を見上げながら、私はまだ知らなかったのです。
ここから先に待っている、救急搬送後の絶対安静の日々と、母として何度も祈るしかなかった時間を——。
もし今、妊娠中の不安や子どもの健康への心配を一人で抱えている方がいたら。
どうか、自分を責めすぎないでください。
その時その時で、あなたはきっと、必死に守ろうとしているはずだから。
私のこの体験が、どこかで誰かの気持ちを少しだけ軽くできたなら嬉しいです。
※あくまで個人の体験であり、医療的なアドバイスではありません。診断や治療については、必ず専門の医療機関にご相談ください。
次回記事へ
突然の出血、緊急搬送、そして思いもよらなかった現実。
お腹の子を守りたい気持ちと、自分自身の命を守らなければならない現実の中で、私は大きな不安と向き合うことになりました。
それでも、ただ怖いだけでは終わらなかった時間がありました。
次の記事では、絶対安静の病室で見えてきた小さな希望と、上の子たちの笑顔を支えに祈り続けた日々について綴っています。

