大型犬との日々【第15話】新しい命を迎えに行く日。悲しみの先で、もう一度歩き出す朝

※本記事はプロモーションを含みます。

いよいよ今日は、新しい家族を迎えに旅立つ日になりました。

遠方のため、前日から向かいます。まだ竺丸は、これから始まる新しい日々を何も知りません。

仲良くなってくれたらいいな。

そんな願いを胸に、静かに荷物を整えました。

うれしいはずなのに、心の奥には少し緊張もあります。新しい命を迎えることは、楽しみだけでなく、その子の一生を守る責任も迎えることだからです。

🎥 動画の向こうで育っていった小さな命

ブリーダーさんは、毎週のように動画を送ってくださいました。

最初はころんと小さかったその子が、週を追うごとにやんちゃになり、表情も豊かになっていきます。

画面越しにも伝わる元気さと無邪気なまなざしが愛おしく、気づけば何度も動画を見返していました。

会える日が近づくほど楽しみは大きくなります。同時に、大型犬ともう一度暮らす覚悟の重さも、静かに胸へ戻ってきました。

🐕 パピー期の大変さを知っているからこそ

穏やかでやさしい印象のあるゴールデンレトリバー。でも、パピー期はまるで小さな怪獣です。

好奇心いっぱいで、全力で遊び、いたずらをして、毎日を生きています。そのエネルギーに圧倒される日があることを、私はよく知っています。

梵天丸のパピー期は、想像以上に大変でした。散歩では強い引っ張りがあり、声もなかなか届きません。体格もしっかりしていたため、その勢いにこちらも必死でした。

「人に迷惑をかけてしまうのではないか」「このままで大丈夫なのだろうか」。そんな不安を抱えながら過ごした日々を、今でも覚えています。

🤝 途方に暮れた日々と、それでも育った絆

1歳を迎える前、訓練士さんへ相談しました。けれど思うような指導にはつながらず、2件とも難しい状況でした。

「落ち着く時期を待ってから」

今困っているのに、どうしたらいいのか分からない。県外まで通う余裕もなく、途方に暮れていました。

それでも毎日の積み重ねの中で、梵天丸は少しずつ変わっていきました。3歳を過ぎる頃には落ち着きが出て、堂々とした貫禄さえ感じるようになりました。

大変だった時間が長かったぶん、育っていった信頼と愛しさは、何倍にも大きくなっていたように思います。

そして4歳の誕生日を過ぎて間もなく、梵天丸はリンパ腫で、あまりにも早く空へ旅立ちました。

🌿 今も消えないぬくもりと、新しい一歩

あれから数か月。毎日涙を流すことはなくなっても、ふとした瞬間に悲しみが込み上げる日はあります。

会いたい。もう一度撫でたい。
あのぬくもりを感じたい。

その思いが消えることは、きっとありません。

でも、悲しみの中にいた心にも、少しずつ新しい風が吹き始めました。

新しく迎える天丸。そして、ずっとそばにいてくれる竺丸。梵天丸の思い出も抱えたまま、私たちは次の時間へ進もうとしています。

新しい命を愛することは、旅立った子を忘れることではありません。もらった愛情を胸に、もう一度誰かと歩き出すことなのだと思います。

🌼 天丸との出会い

迎える子は女の子に決めました。

生まれた頃の写真は、ぽってりとして、どこか抜けているような愛らしい表情。その姿を見た瞬間、心がふっとやわらぎました。

けれど月日が経つにつれ、8頭きょうだいの中でも大きく、やんちゃそうな姿に成長していきます。

その姿に、少し笑ってしまいました。やっぱり、そう簡単にはいかないのかもしれません。

でも、それでいい。
どんな子でも、その子らしく育ってくれたらいい。

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🌅 これから先の未来へ

短かった梵天丸の犬生。病と向き合いながら歩いてきた私の時間。そして、これから始まる天丸との日々。

竺丸と梵天丸からもらった愛情を胸に、与えられた時間を大切に生きていきたいと思います。

どうか、これからの未来が少しでも幸せであふれていますように。

🌸 まとめ|悲しみの先にも、あたたかな出会いは待っている

  • 毎週届く動画を見ながら、天丸の成長を待った
  • パピー期の大変さも知ったうえで迎える覚悟をした
  • 梵天丸への思いを抱えたまま、新しい一歩を選んだ
  • 竺丸と天丸、それぞれの気持ちを見守っていく

別れを経験したあと、新しい命を迎えることに迷いがない人はいないと思います。

それでも、また誰かを愛したいと思えたこと。もう一度一緒に歩きたいと思えたこと。

その気持ち自体が、きっと希望なのだと思います。

悲しみの先にも、あたたかな出会いは待っている。そう信じながら、今日、私は新しい家族を迎えに行ってきます。

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