大型犬との日々【第14話】悲しみの重さと、それでも続いていく命の時間

愛犬との日々

※本記事はプロモーションを含みます。

最愛の愛犬・梵ちゃんを見送ってから、まだわずか5日。

その頃の私は、大きな手術を終えたばかりでした。

長い手術が終わり、麻酔から少しずつ意識が戻っていく中で、私は自分でも理由がわからないまま涙が止まらなくなりました。

張りつめていたものが、一気にほどけてしまったのかもしれません。

人前で泣きたくない。
しっかりしなければ。

そう思うほど、涙は次から次へとあふれてきました。

看護師さんたちは、きっと「大きな手術を乗り越えて安心した涙」だと思っていたと思います。

けれど本当は、それ以上に深く、梵ちゃんを失った悲しみが私の心を埋め尽くしていました。

説明したくても、言葉にならない。
落ち着いて話せる状態ではありませんでした。

そんな日が、数日続きました。

誰にも見えない悲しみを抱えながら

少しだけ落ち着いた頃、何人かの看護師さんに事情を話しました。

最愛の愛犬を亡くしたばかりだということ。
その悲しみの中で手術を受けていたこと。

きっと事情を知らなければ、私はかなり情緒不安定な患者に見えていたと思います。

でも、人にはそれぞれ見えない事情があります。

表に出ている姿だけではわからない痛みや悲しみを抱えながら、それでも日常を生きている人がたくさんいるのだと思いました。

退院して、もう一度「おかえり」と言えた日

退院後、お寺に預けていた梵ちゃんを家族に連れてきてもらいました。

その姿を見た瞬間、また涙があふれました。

あの日から、涙を流さなかった日はありません。

こうして文章を書いている今も、目の奥がじんわり熱くなります。
あれから2か月が経ちました。

それでも、時というものは少しずつ心を動かしてくれるのだと思います。

理由もなく込み上げていた感情や涙は、日に日に静かになってきました。

消えたわけではない。
ただ、形を変えながら心の中に居場所を見つけていったのだと思います。

重さの中に残っていた、確かな存在

お寺から帰ってきた梵ちゃんは、お骨になってもずっしりと重く感じました。

元気だった頃の梵ちゃんは、大きな体の子でした。

抱っこしてあげたくても、その大きさゆえに簡単にはできなかった。
パピーの頃からすでに大きくて、重たくて、でもそれがたまらなく愛おしかった。

だからこそ、こうして抱き上げられたことが切なかったのです。

やっと抱っこできたね。
おかえり、梵ちゃん。

手元に残すという選択

たくさん悩みましたが、梵ちゃんのお骨はパウダー加工に出しました。

供養の形には、本当にさまざまな考え方があります。

お寺の方からは、49日を過ぎたら改めて供養してくださること、人と犬は同じお墓には入れないことも教えていただきました。

それでも、私にはどうしても手放すことができませんでした。

エゴなのかもしれません。
けれど私は、これからもそばにいてほしかった。

いつか、ペットと一緒に入れるお墓で共に眠れたら。
そんな願いもあり、手元供養という形を選びました。

戻ってきた梵ちゃんは、パウダーになってもなお、変わらぬ重みを感じさせてくれました。

今も毎日、話しかける場所

今はひとつの瓶に一緒に納め、毎日話しかける場所になっています。

梵ちゃんが好きだったおやつやフードを添えて。
お水を替えて。
今日あったことを話して。

時には猫たちがこっそりもらいに来て、ずっと一緒に過ごしていた相棒の竺丸も食べています。

そんな光景を、梵ちゃんはあのやさしい笑顔で見つめている気がするのです。

Rino’s Choice|悲しみの時間に寄り添ってくれたもの

大切な存在を見送ったあと、気持ちはすぐには追いつきません。

元気にならなきゃと思っても、涙があふれる日もあります。
何も手につかない時間が続くこともあります。

そんな時、悲しみを消してくれるものではなく、そっと寄り添ってくれる存在があるだけで、人は少しずつ呼吸を取り戻していけるのかもしれません。

ペット仏壇

写真を飾り、お花を置き、好きだったおやつを供える。そんな小さな場所があるだけで、「会いたい」という気持ちをそっと置くことができます。

本格的な大きな仏壇でなくても、インテリアになじむコンパクトなタイプなら、リビングや寝室にも自然に置きやすく、毎日やさしく手を合わせることができます。

話しかけたい時、感謝を伝えたい時、ただ静かにそばにいたい時にも。大切な存在とのつながりを感じられる、あたたかな居場所になります。

ペット供養グッズ

遺骨カプセル、メモリアルチャーム、名前入りプレートなど、形を変えてそばにいられるアイテムもあります。

「いつも一緒にいたい」「離れていても存在を感じたい」そんな想いをやさしく受け止めてくれる選択肢です。

外出先でも身につけられるものや、お部屋にそっと飾れるものなど種類もさまざま。ご自身の気持ちに合う形を選べるのも魅力です。

花の宅配サービス

言葉にできない想いがある日、花のやさしさに救われることがあります。

命日や月命日、ふと思い出した日。自分で買いに行く元気がない時でも、季節の花が届くだけで空間がやわらぎ、心まで少し整うことがあります。

明るい色のお花、落ち着いた色合いのお花、ナチュラルなアレンジなど、気持ちに合わせて選べるのもうれしいところです。

ウォーターサーバー

大きな出来事のあとや、通院が続く時期は、思っている以上に心も体も疲れています。

そんな時、すぐに飲めるお水や温かい飲み物があるだけで、日常の負担が少し軽くなることがあります。

重たい水を買いに行かなくていいこと。
白湯やお茶をすぐ用意できること。

小さなことのようでいて、余裕のない時ほど助けられる場面は多いものです。暮らしを少しでもラクに整えたい方におすすめです。

不思議な時間と、これから始まる新しい日々

15時間以上に及ぶ術後、集中治療室で意識が戻り始めた頃。
私は不思議な体験をいくつもしました。

あれは何だったのだろう。
夢だったのか、何か意味があったのか、今もわかりません。

その時は絶対に忘れないと思っていたのに、日常が戻るにつれて記憶は少しずつ遠のき、ふとした瞬間にフラッシュバックのようによみがえります。

来月には、新しくゴールデンの子犬を迎えます。

新しい命を迎えることは、梵ちゃんを忘れることではありません。

悲しみも、愛した記憶も、そのまま胸に抱きながら、これからの生活をまた歩いていきたいと思っています。

まとめ|愛した重みは、これからも消えない

大切な存在を失った悲しみは、簡単には消えません。

けれど、その重さは苦しみだけではなく、確かに愛してきた証でもあるのだと思います。

梵ちゃんの重みを胸に置きながら、私はこれからも生きていきます。

泣く日があってもいい。
立ち止まる日があってもいい。

それでもまた、少しずつ前へ進んでいけたらと思います。

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※本記事は個人の体験をもとに綴っています。悲しみの感じ方や心の回復の過程には個人差があります。つらさが続く場合や日常生活に支障がある場合は、医療機関や専門家へご相談ください。

※掲載している商品・サービスは一例としてご紹介しているものです。供養の形や選択肢に正解はありません。ご自身やご家族のお気持ちに合う方法を、無理のない範囲でお選びください。

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